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読書の秋

2011年10月29日
タイトルを書くのもおこがましいほど最近読書してませんでした

前回読んだ本ってば5月だわ・・・(こちら

夏は遊び過ぎたので、秋はちょっくらお勉強も・・・と読書を開始!
今月読み終えた本はこちら!

A Moveable Feast: The Restored Edition Margherita Dolcevita

ちなみに向かって左側のはKindelで読みました。

感想は続きで・・・・

"A Moveable Feast"は「老人と海」や「武器よさらば」で知られるErnest Hemingwayの作品です。

この本、聞いたことないな~って思ってたんですけどどうもヘミングウェイの生前には未発表だった作品のようです。
そしてバージョンが2つ(かな?!)あって、私が読んだのはお孫さんのSeán Hemingwayが編集したバージョンです。

日本語でも本が出てたはず!「移動祝祭日」というタイトル。
移動祝祭日 (新潮文庫)

ただ、こちらの本がどのバージョンの訳本なのかは確認できてません

この本の中でのヘミングウェイは22~27歳の頃で、2人目の奥さんとまだまだ新婚で子供が出来たばかり。カナダの新聞記者としてパリに来たばかりで、これから作家としてスタートしようとしていた頃のお話です。
彼のパリでの生活風景、友人関係などが垣間見れる作品です。

ヘミングウェイの作品って学生ぐらいの時に「老人と海」が学校の課題か何かで出てて読もうと思い本を購入したものの(探せば実家にあるはず!)2ページぐらいで撃沈したように記憶。
結構戦争系のハードボイルドなイメージなんだったんですけど、この本を読んでちょっとイメージ変わりました。
やっぱ20代ってこともあり、まだ若かったんかしら?!
ヘミングウェイったらかなり毒舌家!
いやはや一回読んでみてください、ほんま!!

そしてやはり何よりも心をひかれたのは何ともよろしいフランスワインをいっぱい飲んだはったみたいで、その名前がズラズラ~っと!!かなりの美食家でもあったのかしら?!と思う反面、「ん?!」って思ったりも・・・

この本を書いてはる時はまだ作家としてデビュー前やったんでそんなにお金持ちではなかったみたいなんですけど、なんでそんなにいいフランスワインが飲めたの?!安かったの?!!と突っ込みたくなりました。

ちょっと本から話が飛びますが、ヘミングウェイって1961年にライフルで自殺するまでになんと4度も結婚してるんですね!!実はこの本の中では主に2番目の奥さんとの生活がつづられているのですが(この時期彼女と一緒だったんでしょう)、3人目の奥さんとなる人との出会いもあったようなことも書かれてて、そこからちょっと自責のくだりが多い。
だったら浮気するなよ~って思うのは私が女だから?!
そしてその自責のくだりを読んでると、すご~く神経質な人なのかな・・と思ったり。

ちなみにこのお孫さんは2人目の奥様のお子さんのお子さんです。
最初のは4人目の奥さんが出版されたんじゃなかったかなぁ・・・

まぁちょっと違ったヘミングウェイを読んでみたいとか、パリに興味があるって方は読んでみられたら面白いと思いますよ。


"Margherita Dolcevita"はStefano Benniの本なんですが、まずこの感想を書く前に彼のwikiでの説明から・・・
名前をクリックするとwikiイタリア語版に飛ぶんですけど、こちらの冒頭部分の説明を抜粋すると・・
『Stefano Benni (Bologna, 12 agosto 1947) è un giornalista, scrittore e poeta italiano.』とあります。
訳すと、「ステファノ・ベンニ(1947年8月12日ボローニャ生まれ)はイタリアのジャーナリスト、作家、詩人である。」となります。

一方英語版wikiを見ると(こちら)・・・
『Stefano Benni (born August 12, 1947 in Bologna) is an Italian satirical writer, poet and journalist.』。
「ステファノ・ベンニ(947年8月12日ボローニャ生まれ)はイタリアの風刺作家、詩人、ジャーナリストである。」と。

確かにイタリア語版のwikiも下の方を読んでいくと風刺的な雑誌にも投稿していたとはありますが・・・
しかし何とな~くこの本を読んでこのニュアンスの差がわかったような気もいたしました。

と、前置きが長くなりましたがここであらすじと感想を・・

主人公はこの本のタイトルにあるようにマルゲリータという空想がちな14歳の女の子。
彼女は「Bambina di polvere(埃の女の子?)」という空想上のお友達とお話したり・・・
住んでいるところは都会でも田舎でもないまさにここLugano?って感じの場所。周りには草原があり(これはないなぁ、ここには・・)、川がありとまだ開発されきっていない場所。
そこに自転車の修理が趣味のお父さん、連続メロドラマに虜のお母さん、ニキビ面のお兄ちゃん、頭の切れる弟、すぐに洗剤やらをご飯にかけて食べちゃう一風変わったおじいちゃん、そして雑種のワンちゃんと一緒に暮らしています。

ある日隣に窓のない立方体の形をした家らしきものが建った。
そしてそこにDel Bene家が引っ越してくることによりマルゲリータの生活が一変していく・・・というお話(続きは本を読んでみてくださ~い)。

このDel Beneってところがアメリカwiki的には風刺家と言いたいのかしら?!って思いました。
Beneは英語で言うGood。善とかいつくしみって言う意味があるんですけど、いやはや・・・
このDel Bene家は表面をとりつくろった感じで、過大広告による顧客の洗脳、「善」という言葉を楯にエゴイズムの押し付け、自分たちのスタンダードにそぐわない、もしくは従わない者の排除、自然破壊と現代社会というか私的にはどこかの国を思い浮かばせてくるような家族。
次第に家族も彼らの思うツボにはまっていく中、マルゲリータと弟は「大切なもの」を守るために断固として彼らの誘惑には染まらないでいる。

マルゲリータ。お花の名前ですよね。日本語で言うとマーガレット。
花言葉は「恋を占う」「貞節」「誠実」「心に秘めた愛」「真実の友情」。
この花言葉を著者は知ってか知らずかこれのどれをもあてはまるようなキャラの女の子です。

この本を読んでやっぱ信念を強く持つということは大切やな~と思いました。
信念の固まりで凝り固まってる人が我が家にはいてはりますけど(笑)・・・
でも上っ面だけで流されっぱなしはつまんないな~と改めて思いました。

イタリア語の本だったんですけど、ストーリー展開がテンポいいのと1章ずつがそこそこいいボリュームなので読みやすかったです。ただ(!)このStefano Benniさんの特徴としては彼の造語が頻繁に出てくるので(苦笑)、「えぇぇ~??!どういう意味~????」ってのがありますけどね(苦笑)。
でも最近読んだイタリア作家の本の中ではとても気に入ったので(ってまだそんなに読んでないけど)、もう1冊読んでみようと思っています。ちょうど前回Pescaraに帰った時に相方が昔買った彼の本をみっけたんで(昔はよく読んでたらしい)、次回行った際にぱちってこようかと思っています♪
って読んだ本を自分の本棚に戻しに行ったらちゃっかりと既にパクって来てました(爆)。

ちなみにそれはこちら↓
Il Bar Sotto Il Mare (Universale Economica)

来月はもうちょっとたくさんように頑張るぞ~
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